11月10日、講師全体勉強会を開催して

町田校外観1

勉強会様子

町田校外観2

勉強会様子

■はじめに:なぜ、講師全体勉強会を開催するのか

11月10日、月曜日。

個別指導ふぁいぶの教室には、独特の熱気が満ちていました。

この日行われたのは「講師全体勉強会」。 各校舎で日々生徒と向き合っている講師たちが一堂に会し、指導スキルだけでなく、もっと根本的な「教育者としてのあり方」を学ぶための場です。

写真をご覧いただければ伝わるかと思いますが、参加している講師たちの表情は真剣そのものです。彼らの多くは現役の大学生ですが、この場において彼らは単なる「アルバイトのお兄さん・お姉さん」ではありません。一人の生徒の人生に影響を与えるかもしれない、「プロの教育者」としての顔をしています。

なぜ、私たちはこれほどまでに「講師教育」に力を入れるのか。 本日は、この勉強会で私たちが共有した「ふぁいぶの核となる理念」について、少しお話しさせてください。

■「成績を上げる」のは当たり前。その先にあるもの

学習塾である以上、生徒の成績を上げること、志望校に合格させることは「当たり前の責務」です。しかし、個別指導ふぁいぶが目指しているゴールは、そこだけではありません。

私たちが日々現場で接している子供たちの中には、 「自分に自信が持てない」 「やりたいことが見つからない」 「大人が信用できない」 そんな不安や悩みを抱えている子がたくさんいます。

そうした生徒に対して、ただ機械的に「この公式を覚えなさい」「宿題をやりなさい」と伝えるだけで、本当に彼らの力になれるでしょうか? 答えはNOです。

勉強会で私は、講師たちにこう伝えました。 「私たちが提供すべきなのは、単なる知識の詰め込みではない。生徒の心に寄り添い、自信を取り戻させる『心のサポート』だ」と。

■理念の共有:「時間は心なり」

ふぁいぶには、スタッフ全員が大切にしている合言葉があります。 それは**『時間は心』**という言葉です。

私たちの仕事は、生徒の貴重な時間を預かる仕事です。 そして、その時間は、生徒の「心」そのものでもあります。

大手塾のような効率重視のシステムでは、どうしても事務的な対応や、マニュアル通りの指導になりがちです。「時間が来たから終わり」「マニュアルにないから対応しない」……それでは、子供たちの繊細な心を開くことはできません。

だからこそ、ふぁいぶの講師には徹底して指導しています。 「生徒に対して、時間をかけて丁寧に寄り添うこと」 「決して上から目線にならず、同じ目線で対話をすること」 「一人の人間として、生徒を尊重すること」

今回の勉強会では、こうした「人としてのあり方(ヒューマンスキル)」に多くの時間を割きました。 どんなに高学歴で教え方が上手くても、生徒の痛みや不安に共感できない人間は、ふぁいぶの講師としては不適格です。逆に、生徒の悩みに対して自分のことのように悩み、考え、一緒に走ってくれる講師こそが、生徒の人生を変えることができると信じています。

■「この塾を選んでよかった」と言っていただくために

最近、他の塾から転塾されてきた保護者様から、こんな言葉をいただくことが増えました。 「前の塾は大手でシステムは立派だったけれど、先生が事務的で、子供がやる気をなくしてしまった」 「ふぁいぶの先生は、本当に親身になって話を聞いてくれる」

これは、私たちがこだわり続けてきた「泥臭いほどの丁寧さ」が、少しずつ評価されている証だと嬉しく思います。

しかし、私たちは現状に満足していません。 大切なお子様をお預かりする責任の重さを常に感じながら、**「ふぁいぶなら、絶対にうちの子を伸ばしてくれる」「この先生たちなら安心して任せられる」**と、すべての保護者様に心から思っていただけるよう、組織全体で成長し続ける必要があります。

■教育は、人がすべて。

AIやオンライン教材がどれだけ進化しても、最後に子供の心を動かすのは「人」です。 「あの先生が言うなら、頑張ってみようかな」 「先生にいい報告がしたいから、勉強しよう」 そんな信頼関係があって初めて、子供たちの成績は爆発的に伸びます。

今回の研修を経て、講師たちの目の色は明らかに変わりました。 技術的な指導力はもちろん、「生徒を想う熱量」において、どこにも負けないチームができあがりつつあると確信しています。

勉強のこと、進路のこと、あるいは家庭での学習態度のこと。 どんな些細なことでも構いません。悩みがあれば、ぜひ私たちに相談してください。 熱意ある講師陣が、全力でサポートさせていただきます。

進化し続ける「個別指導ふぁいぶ」を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。